@article{oai:nayoro.repo.nii.ac.jp:00001913, author = {永嶋, 信二郎}, issue = {9}, journal = {名寄市立大学社会福祉学科研究紀要}, month = {Mar}, note = {40021884349, application/pdf, 【要約】 本稿では、福祉の思想的研究の特徴をイギリス福祉国家思想史の研究から捉えることを課題とする。そのために、本稿では、イギリス福祉国家思想史研究における近年の研究業績を検討する。  近年のウェッブ研究からは、効率と制御というイギリス経済思想における独自性と意義が明らかにされた。また、ケンブリッジ学派やオックスフォード学派における福祉の経済思想を扱うことによって、厚生経済学と福祉国家との関係が示された。さらに、ケインズの経済思想が同時代の経済学者の経済思想と対比させることによって明らかにされた。  以上の検討から、主流経済学から福祉国家が登場したこととイギリス福祉国家思想を経済思想として位置付けられることが示されることとなった。そして、今後の研究課題としては、経済思想の観点からみた福祉国家の定義づけ、政治や政策の視点、現代の福祉国家との関係についての検討、そして慈善思想の研究が挙げられる。}, pages = {1--23}, title = {近年におけるイギリス福祉国家思想史の研究動向}, year = {2019}, yomi = {ナガシマ, シンジロウ} }